あらすじ
時は後漢(ごかん)末期、専横を極める董(とう)卓(たく)は、皇帝が密かに趙安(ちょうあん)と李(り)全(ぜん)に託した2本の宝剣、倚天(いてん)剣と青釭(せいこう)剣を手に入れんと常山(じょうざん)郡に兵を送り込み、青釭剣を守ろうとした趙安は命を落とす。趙安の息子、趙子(ちょうし)龍(りゅう)(趙(ちょう)雲(うん))は青釭剣を持ち、真(しん)定(てい)県にいる父の弟弟子、李全を頼ることに。そこで、趙子龍は運命の女、夏侯軽衣(かこうけいい)と恋に落ち、軽衣の許婚であり、宿命のライバルとなる高則(こうそく)と出会う。李全のもとで武芸の腕を磨き、山賊の手から真定県を守り抜いて英雄と称えられた趙雲は、国を立て直すために仕えるべき明君を求めて世に旅立つ。そして、後に蜀(しょく)の初代皇帝となる劉(りゅう)備(び)と出会い…。