あらすじ
皇位継承争いが本格化してきた魏。そんなある日、皇帝は優秀で行動力のある第四皇子元凌(げんりょう)に脅威を感じ、謀反の罠にはめようと画策。兄弟たちに捕えられそうになった元凌は、崖まで追い詰められて谷底へ落ちてしまう。そこは一般人には禁足の地で、代々皇族を守ってきた巫族(ぶぞく)が住む場所だった。偶然、元凌を助けた巫女(みこ)の卿塵(けいじん)は、彼をかくまい怪我の手当てをする。やがて惹かれあっていく2人だったが、巫女と皇族の婚姻は大きな災いを招くとして古くから禁じられていた。出会ってはならない2人はこの掟に逆らい、運命の恋が動き出す…。