「エデンの東」のあらすじ
貧しい鉱夫の息子、イ・ドンチョル(ソン・スンホン)とイ・ドンウク(ヨン・ジョンフン)は、幼少時代に石炭鉱業所所長シン・テファン(チョ・ミンギ)のせいで死に追いやられた父イ・ギチョル(イ・ジョンウォン)の復讐を誓いながら成長していく。
父を失い、互いに支え合い母親を助けながら成長していった兄ドンチョルと弟ドンウク。
しかしドンチョルはある事件をきっかけに、愛するドンウクと引き裂かれ少年院に送られることになる。
そして舞台は10年後の80年代へ―。
各話あらすじ
- 第21話「不屈の信念」マイクとヨンナンの婚約式が盛大に行われた。終始ドンチョルの行方を気にしていたヨンナンは、心労のため倒れてしまう。また総長は、ドンチョルが入手したスロットマシーンの権利の件で、クク会長に対し譲渡証明書を譲るよう説得する。
へリンはドンウクを訪ね、愛人の子であったためハンセ日報の娘であることを隠して生きてこなければならなかったと告白。
ワン・ゴンらに拉致されたドンチョルは、テファンからスロットマシーンの譲渡証明書を譲るよう脅しを受ける。
- 第22話「母からの絶縁状」ドンチョルの逮捕を知ったジェニスは、チョン特補にドンチョルの解放を求める。面会に訪れたクク会長は、再びヨンナンとの関係を警告する。
一方、兄逮捕の事実を知ったドンウクは周囲の制止を振り切り警察署へと向かう。そして、今回の逮捕劇が全てテファンの仕業であることを知り、テファンの元に駆けつける。
解放されたドンチョルに対しジェニスは、将来は自分の仕事を手伝うよう依頼するのだった。
- 第23話「千年の愛」チュニに勘当され、クク会長との約束を破り、ヨンナンと逃亡したドンチョル。
釜山で幸せなひと時を過ごし、ヨンナンに「愛している」と初めて自分の気持ちを伝える。
ヨンナンも一晩でクク会長のもとに戻るつもりでいたが、ドンチョルと離れることができない。
一方、テソン電子の元経理課長であるハン課長が、グループの不正について記者会見を開こうとしていた矢先、交通事故に遭い意識不明の重体となるのだった。
- 第24話「ニ年の歳月」2年後…。クク会長と完全に決別したドンチョルは、廃車処理場で毒蛇ら仲間たちと働いていた。司法試験に首席合格したドンウクはテレビのインタビューで、父ギチョルの死の真相を必ず暴いてみせると宣言。テレビを見たオ会長は、事故の真相を知るためドンウクを呼び出す。そしてドンウクが突き止めた事実を聞き、あまりの衝撃で倒れてしまう。
そこへやってきたテファンらはその場の光景を目にし、ドンウクを殺人犯と決めつけてしまう…。
- 第25話「天賦の宿命」オ会長殺人未遂容疑で逮捕されてしまったドンウク。これを知ったドンチョルは、テファンに弟の釈放を懇願するが、理不尽な要求を突きつけられてしまう。
要求を飲めないドンチョルは、チョン特補のもとを訪れる。チョン特補からも釈放の交換条件として香港の仕事を頼まれるが、弟の釈放のためにその条件を飲むことに。
翌朝香港へと向かったドンチョルはジェニスと再会。そして彼女に案内された病院で、手足を鎖に繋がれ横たわるヨンナンの姿を見て衝撃を受ける…。
- 第26話「絆からの逆襲」香港を訪れたドンチョルは、マイクと久しぶりの再会を果たす。
一方テファンは、クク会長を陥れることをきっかけにチョン特補の勢力を一掃し、政権の中枢に入ることを目論むパク議員に賄賂を渡し、チョン特補とクク会長の政治資金について暴露する記者会見を開かせようとしていた。
これを阻止するため必死になって奔走するドンチョルに、ある人物が助けを差し伸べるのだった。
- 第27話「二つの選択肢」ドンチョルは、テファンがパク議員に渡した権利書類を奪うとともに、テファンが開発制限区域を不法に用途変更した証拠書類をも手に入れ、脅しをかける。証拠を突きつけられ、土地の半分の譲渡と名義変更を要求されたテファンは、ドンチョルの言うとおりサインするしかなかった。
仕返しを目論むテファンはワン・ゴンを人質に、ドンチョルに土地の譲渡と名義変更を取り消すよう要求。クク会長やチェンの反対にも関わらず、ドンチョルはテファンの要求に対し…。
- 第28話「歳月が過ぎれば」時は流れ1993年。ドンチョルはチェンとともに、武器商人との取引のためワシントンにやって来た。しかし、取引の現場を偶然居合わせたへリンに見られてしまう。
へリンは、取引について口外しないことを条件に、ドンチョルにあるお願いをする。
一方、政権が変わり、自分の身を危ぶむチョン特補はクク会長を訪れ、万が一に備えて、チョン特補と関係する人々の極秘情報が入ったバッグをクク会長に預けるのであった。
- 第29話「三十年の筋書」ワシントンから戻ったドンチョルは、帰国したヨンナンと再会。一方、テファンのもとにHK銀行合併式の招待状とともにグリーンメールが送られてくる。テファンは、パーティー会場でHK銀行の代表レベッカが、かつて自分が捨てた看護師ユ・ミエであることを知る。そしてミョンフンも、ミエとテファンの会話を立ち聞きしてしまい、テファンがミエの子供を無理やり殺してしまったことを知ってしまう。
- 第30話「崩壊の序章」ドンチョルとヨンナンがクク会長宅に戻ると、マイクが待っていた。マイクが、後継者争いに巻き込まれ命を狙われていることを知ったドンチョルは、マカオに戻らず韓国に留まるよう説得する。
一方、テファンはテソン電子を売却するはめに。そしてテソン建設もまた、ドンウクの捜査計画により家宅捜査を受けることになる。
クク会長からテソン電子が売却されることを知らされたドンチョルは、自分が買収したいとクク会長に伝えるのだった。